アレキサンドリア
  
 
飛行機の翼の真下
 地中海の深い深い青
 いくつかの航跡を曵き
 誠に地球は青きプラネット
 アレキサンドリアに住む人
 同じ飛行機に我も行かむ
 古のギリシャのヒ−ロ−の
 名を残す港

アレキサンドリア
その名も古し
ロ−マのコロン一本
エジプトのスインクス座して
昔のロ−マの庭園の名残り
タンポポに風にそよぎ樹の花
女性はここにベ−ルをぬぎ
その顔に日ざしがそそぐ
通りに海からの風がそよぐ
ギリシャ人のコロニ−
ロ−マの誇りとエジプトの文明
大いなる歴史の出会い
今も語り会うや世界都市に
ピラミッドに永久に眠る王
ロ−マもまた廃墟と化しぬ
ともに歴史の長い影を落とす
牢固として残るシタデルに
地中海の波は打ちよせぬ
ここは守るは誰そ
その城壁の内を我が歩む
世界最古の図書館は消失し
世界最古の灯台の残片
ギリシャの神の頭部
海に埋もれて眠りぬ
夕暮海に面した公園に
白百合の花の風にそよぎゆれ
夕陽にミナレットの映え
アラ−への祈りはひびき
鴎飛びつつ旅人去りぬ


春の日のアレキサンドリア

春の日アレキサンドリアに旅人来たりぬ
アレキサンドリアはアレキサンダ−の名
ギリシャ人のここに来たりて名づく
広大な緑の麦畑のその先の地中海に望み
エジプトはナイルに恵まれナイルよりい出じ
蒼古にしてピラミッドは砂に硬化し沈む
エジプトは海にい出じ海にい出じ
海を渡り来たりしはギリシャにロ−マ
ロ−マの高きコロン一つ残りぬ
アレキサンドリアに旅人来たりぬ
ここにエジプト・ギリシャ・ロ−マ・・の交わり
昔ここに名だたる学者の集い図書館のありしと
世界一古き灯台もありしと・・
地中海の波騒ぎ白百合の花夕べの風にそよぎ
沖に船つばめ飛びかい明るいひざし
海よりの風は通りに絶えまなくそよぎ
女性はここにベ−ルをぬぎその顔に日ざしがそそぐここに
歴史は交わり都の跡は海に沈みぬ
春の日アレキサンドリアに旅人来たりぬ
海よりの風に百合の花の群れそよぎ
ここはギリシャ人の庭園にあれや
整然と柱の台座殘りて石に印されし十字架
地中海からの風はそよぎて頭上に花は咲きぬ
春の日は眩しく地中海の潮騒はひびく
大きなる鴎や高く翼を広げ飛翔する
海に接しあわれイスラムの要塞の城壁古りて
夕日映え祈りのひびきその栄光もまたもの寂びぬ
アラ−の神に額づきてヨ−ロッパとの興亡はつづき
東洋よりアレキサンドリアに旅人来たりぬ